観光情報
七戸町
潤いと彩りあふれる田園文化都市をめざして
七戸町は、かつては奥州街道の宿場町であり、古くから交通の要衝として知られています。
国道4号線と国道394号線が交差するように配置され、町のほぼ中央に東北新幹線七戸十和田駅が整備されるなど、青森県内の各地域へアクセス可能な環境にあります。
国指定史跡二ツ森貝塚や七戸南部氏の居城であった国指定史跡七戸城跡など歴史を感じられるスポットが残っているほか、南部小絵馬や鷹山宇一記念美術館など文化的な薫りが今も色濃く感じられます。
また、にんにくや長いも、トマトなど野菜の一大産地でもあり、東北新幹線七戸十和田駅に隣接する道の駅しちのへの直売施設は、野菜や地元加工品を買い求める多くのお客様で連日賑わいを見せています。
天王神社のつつじ(七戸町)
つつじは七戸町の花として、古くから町内外の人々に愛され、5月になると町内のいたるところで見かけることができます。その中でも特に天王神社のつつじは見応えがあり、約500本の山つつじが境内一面に咲き乱れ、その絢爛な光景に思わず感嘆の声を漏らしてしまいます。
夜にはライトアップされるほか、絵馬型灯篭が飾られ、灯篭の仄かな灯りが幻想的な雰囲気を創り出します。
また、天王神社の対面には七戸城跡を有する柏葉公園があり、公園の周辺にも山つつじが咲くため、周辺一帯が山つつじの鮮やかな色で彩られます。
二ツ森貝塚(七戸町)
二ツ森貝塚は、小川原湖西岸の台地上に位置する、縄文時代前期中頃(約5,900年前)から中期後半(約4,400年前)の約1,500年間縄文人が生活した集落遺跡です。遺跡の存在は明治時代から知られており、これまでに多くの発掘調査が行われてきました。その結果15カ所の貝塚をはじめ、竪穴住居跡や貯蔵穴がある居住域やお墓などが見つかりました。
貝塚からはヤマトシジミ、ハマグリなどの貝類をはじめ、スズキ、マダイ、フグなどの魚類、シカ・イノシシなどのほ乳類、ハクチョウ、カモなどの鳥類、骨角器などが見つかっており、当時の食生活や生業、自然環境を知ることができます。
平成10年に国の史跡に指定され、平成27年には指定区域の追加指定が行われました。現在史跡の東側は二ツ森貝塚史跡公園として公開しています。